遺品整理がつらい…原因と乗り越える方法を紹介
- nishizaki53
- 6月12日
- 読了時間: 9分
更新日:6月17日

大切な家族や親族を失った後、その方の思い出が詰まった遺品を整理する作業は、ときに大きな精神的負担を伴います。
「まだ気持ちが整理できていない」
「何から手をつければいいかわからず、手が止まってしまう」
という悩みは多くの遺族が抱える課題です。
本記事では、遺品整理がつらいと感じる理由から、心を守りながら整理を進めるための具体的な対策、業者に依頼するメリットや注意点までを詳しく解説します。つらさと向き合いながらスムーズに遺品整理を行えるよう、少しでもお役に立てれば幸いです。
【目次】
遺品整理がつらいと感じる理由
まずは、遺品整理をつらいと感じる理由を解説します。
心が整理できていない
大切な人を亡くしてまだ気持ちの整理がつかないまま、故人の品々に触れることで悲しみが再燃してしまう場合があります。
特に亡くなってから間もない時期ほど、心の傷が大きく、写真や手紙など思い出深い品物を見るだけで感情がこみ上げるのは自然なことといえます。
悲しみと向き合う時間を取らずに急ぎで遺品整理に着手すると、つらさが増してしまう要因になるかもしれません。
遺品整理に抵抗を感じる
遺品を処分すること自体に罪悪感を抱く遺族の方も少なくありません。
「故人の大切な物を勝手に捨てていいのだろうか」という葛藤が、作業を進める手を止める場合があります。
特に、思い出が詰まっている物ほど処分を判断しにくく、それが負担となってしまうことがよく起こります。
整理する遺品の量が多い
故人が長年住んでいた家や、大きな持ち家などの場合、膨大な量の衣類や雑貨、家具が残されていることがあります。
あまりに量が多いと、どこから手をつければよいのか迷ってしまい、負担感から「つらい」「大変すぎる」と感じてしまうのです。
計画的に少しずつ整理を進める時間と気力が必要です。
遺族間でのトラブル
兄弟姉妹など複数の遺族が関わると、意見の食い違いや相続に関するトラブルが発生するケースもあります。
どれを処分しどれを残すか、また誰がどのように遺品を管理するかなど、話し合いがスムーズに進まないために作業自体が滞り、さらに気疲れが増してしまう要因となります。
遺品整理の進め方がわからない
遺品整理をやったことがない場合、どのように分別すれば良いのか、必要な手続きがあるのかなど、知識不足から混乱してしまう人が多いです。
専門家や経験者に相談せずに手探りで進めていると、想像以上に時間と労力を要し、「もう無理だ」と投げ出したくなることもあります。
遺品整理がつらいときの対処法

遺品整理をつらいと感じたときの対処法を紹介します。
悲しみと向き合う
つらさを感じるときは、まず自分が深い悲しみの中にあることを受け止めることが重要です。
無理に整理を進めようとすると、感情が追いつかず苦しさが増す場合があります。
少し時間を取り、故人との思い出を振り返りながら気持ちの整理をすることで、徐々に前に進む意欲を取り戻せることもあるでしょう。
周囲の人に相談する
家族や友人、職場の同僚など、信頼できる人に状況を話し、「遺品整理がつらくて進まない」と正直に伝えるのが大きな助けとなります。
人に話すだけでも感情が整理される場合があり、協力してもらえるなら実務的な支援も期待できます。
客観的な意見やアドバイスを聞くことで新しいアプローチが見つかることもあります。
時間を置く
人によっては、亡くなった直後からすぐに遺品整理を始めるのではなく、一定の時間を置いたほうが心の準備が整いやすいケースがあります。
落ち着くまで数週間、数か月程度は何もせずにじっくり気持ちを整える選択もあり得ます。
ある程度心が落ち着いてから整理に着手すれば、不要・必要を合理的に判断しやすいです。
心理カウンセラーに相談する
「悲しみが大きすぎて何もできない」「感情的につらい状態が続く」という場合、専門のカウンセラーや心療内科を受診する方法も検討しましょう。
プロのサポートによってグリーフケア(死別の悲しみへのケア)を受け、徐々に気持ちの負担を軽減しながら遺品整理に取り組める体制を整えられます。
遺品整理を複数人で行う
一人で抱え込むと精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。
家族や親しい友人と日程を合わせて共同で整理作業をすることで、話し合いながら手分けして作業を進められます。
思い出話をしながら物を仕分けすることで心のケアにも繋がりますし、作業がはかどるメリットも期待できます。
遺品整理業者に依頼する
時間や労力、そして感情的な負担が限界に感じるときは、遺品整理の専門業者へ依頼する選択肢があります。
プロのスタッフが必要なもの・不要なものを仕分けし、梱包や運搬、処分まで一括で対応してくれます。
悲しみの中で作業するよりも効率的に進められ、精神的な負担を軽減しやすいです。
中でも大阪の遺品整理業者ならストーリーズ株式会社は、ご遺族の気持ちに寄り添った丁寧な対応に定評がある遺品整理業者です。
遺品のひとつひとつを大切に扱い、ご希望に応じて供養や買取、写真・書類の仕分けにも柔軟に対応しています。ご家族の負担をできる限り軽減しながら、安心して任せられるサービスを提供しています。
遺品整理業者に依頼するメリット

遺品整理業者に遺品整理を任せるというのも一つの選択肢です。
そこでは、そのメリットを解説します。
メリット①つらい気持ちを整理できる
プロに任せることで、自分は大事な品の確認や必要書類の管理など最小限の作業に集中できるため、精神面で余裕が生まれます。
直接目にするのがつらいものは業者に処分を任せるなど、心の負担をコントロールしやすくなります。
メリット②遺品整理をスムーズに行える
業者は大量の家具・家電・雑貨を迅速に仕分け、運び出すノウハウを持っています。
個人で行うよりも格段に早く整理が完了し、貴重な時間を節約できるのが大きな魅力です。
汚れた場所のクリーニングや、リフォームとの連携をサポートしている業者もあります。
メリット③買取制度で収入が得られる
リサイクル価値のある家具や骨董品、ブランド品などを買い取ってくれる業者に依頼すれば、その買取金額を整理費用に充当できるため、実質的な費用負担が軽減される場合があります。
特に高価な美術品や宝飾品が見つかるケースでは、思わぬ収益となる可能性があります。
遺品整理を業者に依頼する際のポイント
遺品整理業者に依頼する際の押さえておきたいポイントを紹介します。
ポイント①あらかじめ遺品整理を進めておく
業者に全てを任せるのではなく、最低限「これは残す」「これは処分して良い」など、大きな方針を家族や親族と相談して決めておくとスムーズです。
思い出の品や大切な書類を誤って処分しないように、事前に仕分けリストを作成し、業者には明確に伝えましょう。
ポイント②ホームページの情報を確認する
業者を選ぶ際は、公式ホームページで料金・対応エリア・サービス内容が明確に記載されているかをチェックしましょう。
あわせて、古物商許可や一般廃棄物収集運搬業者との提携状況、実績・口コミなども確認することで、信頼性を見極めやすくなります。
なお、遺品整理士といった資格をアピールする業者もありますが、これはあくまで民間資格であり、資格の有無だけで判断するのは避けるべきです。
ポイント③相見積もりをとる
費用を抑えたい場合、複数の業者に見積もりを依頼し、金額やサービス内容を比較検討するのが基本です。
同条件での比較をするために、立ち合い見積もり時には同じ情報を正確に伝えるよう意識し、最終的にどこに依頼するかを冷静に選びましょう。
ポイント④料金プランを確認する
「トラック積み放題プラン」「作業員○名×時間制」「パック料金」など、業者によって料金体系が異なります。
追加費用の発生条件も確認し、見積もり時点で不明な点は質問しておくと安心です。費用を重視するなら、定額パックがある業者はわかりやすい場合が多いです。
ポイント⑤遺品の買取サービスの有無を確認する
骨董品や高級家具など価値のある遺品が出てきそうな場合、買取サービスを行っているかどうかを業者選びの基準にすると良いです。
事前に写真を送って査定してもらう方法を実施しているところもあります。
遺品整理をする際の注意点
遺品整理では、相続に関わる重要書類や金品を誤って捨ててしまうリスクがあります。
具体的には、不動産の権利証、土地に関する契約書、銀行通帳、実印などが挙げられます。
こうした物を紛失すると後々の相続手続きに大きな支障が出るため、まずは家の中を探して大切な書類や貴金属などを安全に保管しましょう。
見つかったら相続人同士で共有し、トラブル防止に努めることが大切です。
つらいと感じたら気持ちの整理をしたり業者への依頼を検討したりしよう
遺品整理がつらいと感じる原因には、心の整理がついていない、思い出の品を手放すことへの抵抗、膨大な遺品の量、遺族間のトラブル、整理方法がわからないなどが挙げられます。
こうした負担を軽減するには、まず悲しみに向き合い、無理をしない範囲で少しずつ進めること、家族や友人、専門家へ相談することが有効です。仕事や日常で時間がとれない場合には遺品整理業者に依頼するのも一つの手です。業者へ依頼すれば、作業がスムーズになり、買取サービスにより費用を削減できる可能性もあります。
ただし、業者選びには相見積もりや料金プランの確認が重要で、不透明な料金設定や悪質な対応を行う業者には注意が必要です。相続手続きに必要な書類や貴重品を誤って処分しないためにも、初めに重要物の保管を徹底してください。
もし遺品整理で心身の負担を感じる場合は、ぜひ大阪の遺品整理業者ならストーリーズ株式会社までご相談ください。大切な思い出を尊重しながら、負担を軽減する丁寧な遺品整理をサポートいたします。
監修者

ストーリーズ株式会社 代表取締役
江里 知晃
<資格>
<略歴>
高校卒業後、大学では社会福祉学を専攻。卒業後、大手飲食店でキャリアを積み、顧客対応や店舗運営の経験を積む。その後、遺品整理専門会社を2社で6年間経験。
現在はストーリーズ株式会社の代表取締役に就任し、お客様の遺品整理業務に自ら尽力している。
<代表メッセージ>
私たちは、故人様とご遺族様の「物語(ストーリーズ)」を大切にし、お客様に「ストーリーズに頼んで良かった」と思っていただけるよう、日々遺品整理の業務に励んでおります。今後も、お客様に安心してお任せいただけるよう、全力を尽くしてまいります。
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