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遺品整理で捨ててはいけないもの17選!注意点をまとめて解説!


大切な家族や親族が亡くなった後、残された遺品を整理する作業は、心の整理にもつながる重要なステップです。


しかし、悲しみの中で片付けを急いでしまうと、思わぬ貴重品や重要書類などを誤って処分してしまうリスクがあります。

実際に「こんなものまで捨ててしまっていた…」と後で気づき、後悔するケースも決して少なくはありません。


そこで本記事では、「遺品整理で捨ててはいけないもの17選」を中心に、絶対に処分してはならない重要な品々や注意点をまとめて解説します。


さらに、遺品整理のタイミングや、貴重品の誤廃棄を防ぐための工夫、もし大切なものを捨ててしまった場合の対処法についてもご紹介。

遺品整理をスムーズかつトラブルなく進めるために、ぜひ最後までお読みください。


【目次】





遺品整理で捨ててはいけないもの


遺品整理の場面では、部屋の整理と大量の廃棄物の処分が一気に進むことが多いため、思わぬ貴重品や書類をまとめて捨ててしまう危険があります。

ここでは、特に見落としがちな「捨ててはいけないもの17選」をリストアップしてみました。



  1. 遺言書


遺言書は、故人が生前に自分の意思を法的に示すために作成した書類です。

自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言など形式はいくつかありますが、いずれも財産分与や相続手続きにおいて極めて重要な役割を果たします。


誤って捨ててしまうと、相続の手続きに大きな混乱をもたらす可能性があるため、遺品整理の初期段階で必ず確認しましょう。


  1. 現金


タンス貯金や机の奥、収納棚、コートやズボンのポケットの中など、予想外の場所から現金が出てくることは珍しくありません。

故人が長年かけて貯めていたへそくりが見つかることもあるため、衣類や雑貨類を処分する際は細かくチェックすることが大切です。


レシートや紙くずと一緒に現金が混ざっていないか、十分に注意してください。


  1. 有価証券・保険証券


株券、債券、投資信託の証券などの有価証券や、生命保険・火災保険の証券は、相続や保険金の請求時に必要となる重要書類です。

これらを捨ててしまうと、相続手続きや保険の受取に大きな障害が生じる可能性があります。


封筒やファイルにまとめて保管されているケースが多いので、封書や書類を処分する際は念入りに確認しましょう。


  1. 通帳・キャッシュカード


銀行口座の通帳やキャッシュカードは、相続手続きで必要となるだけでなく、残高や取引の履歴を確認する上でも重要です。


銀行口座の解約や名義変更を進める際に通帳やカードが必要になるため、決して捨てずに保管しておきましょう。

特に、古い通帳にも重要な取引履歴が残っている場合があるので要注意です。


  1. 印鑑・印鑑登録証


実印、銀行印などの印鑑は、相続関連の手続きや預金の払い戻しに使われることが多く、大切な書類に押印する場面で必須となります。


また、印鑑登録証(カード)も、故人の実印がどれなのかを示す重要な証明です。

登録証や印鑑が揃っていないと手続きが遅延することもあるため、印鑑の管理は慎重に行いましょう。


  1. 身分証明書・年金手帳・健康保険証


運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの身分証明書や、年金手帳・健康保険証といった社会保険関連の書類は、各種手続きに必要となります。


特に年金の受給手続きや保険金の請求の際に、故人の身分証明が求められるケースが多いため、捨てずにしっかり保管しておくことが大切です。


  1. ローンの明細


住宅ローンや車のローンなど、故人が未払いの借入をしている場合、その返済は相続放棄をしない限り相続人へと継承されます。

ローンの明細や契約書などは、残債の確認や手続きに欠かせないため、処分せずにチェックしましょう。


場合によっては、保証人や保険によって残債が減免されることもあるので、明細が重要な手がかりになる場合があります。


  1. 請求書・支払通知書


固定資産税、家賃や管理費、クレジットカードの請求書など、未払いや引き落としの遅れがないかを確認する上で非常に重要です。

支払いが滞っていると、後々トラブルに発展する恐れがありますし、契約の解除手続きが必要なケースも多々あります。


郵便物や封筒を処分する際には、請求書や通知書が混じっていないかを必ず確認しましょう。


  1. 故人の仕事関係の資料


故人が会社経営者や個人事業主、フリーランスとして活動していた場合、仕事関係の資料や契約書、取引先との文書などが重要な資産となる可能性があります。


未回収の売掛金や今後の契約に関わる書類が含まれている場合もあるため、ただの書類と一括りにして捨てるのは危険です。

古い書類でも業務上の権利義務が残っていることがあるので、内容を精査してから判断しましょう。


  1. 土地の権利書


土地や建物を所有している場合、その所有権を示す権利書は非常に重要な書類です。

紛失や処分してしまうと、不動産の名義変更や売却に大きな支障が出る恐れがあります。


権利書は形態が複数あり、登記済権利証や登記識別情報など、見慣れない書類の場合もあるため、安易に不要と判断しないよう気をつけましょう。


  1. 遺書・エンディングノート


故人が遺書やエンディングノートを残している場合、その内容には財産分与以外にも、葬儀の希望や終末期医療に関する意思など、故人の大切な想いが記されています。


法的な効力を持たない場合でも、遺族にとって大切な指針となることが多いため、絶対に捨てずに確認する必要があります。

見つけたら他の家族と共有して、故人の意思を尊重した対応を心がけましょう。


  1. 返却しなければいけないもの


クレジットカード、公共料金の機器(モデムやルーターなどのレンタル品)、図書館などの貸出物、リース契約している家具・家電などは、必ず返却が必要です。


これらを捨てたり処分したりすると、後で違約金や弁償請求が発生してしまう恐れがあります。

故人がどのような契約を結んでいたのか、公共料金やカード類を整理しながら必ず確認しましょう。



賃貸物件の部屋の鍵だけでなく、車やバイク、金庫、貸し倉庫など、さまざまな鍵が存在する可能性があります。


中にはトランクルームや倉庫に故人の大切な荷物が保管されているケースもあるため、鍵を処分してしまうと物件の明け渡しや倉庫の中身確認ができなくなるリスクがあります。

鍵はどの場所・物に対応しているか分からないものも含め、慎重に扱うことが大切です。


  1. 売却価値があるもの


ブランド品や高級時計、宝飾品、コレクターズアイテムなどは、中古市場で高値がつく可能性があります。

故人の趣味や収集品には予想外の希少価値がある場合もあるため、安易にゴミとして処分するのはもったいない話です。


一見価値がなさそうに見える古いおもちゃや雑貨でも、高額で取引される場合があるので、専門家に査定してもらうのも一つの手でしょう。


  1. 思い出の品


写真、手紙、日記、故人の趣味の作品などは、形としての価値は小さいかもしれませんが、遺族にとってはかけがえのない思い出が詰まっています。

葬儀のあと落ち着いてから「あの写真も捨ててしまった」と悔やむケースがよくあるため、焦らずにじっくり検討することが大切です。


保管スペースに余裕があれば、一時的に保管して気持ちが落ち着いた段階で再度整理してみるといいでしょう。


  1. デジタル遺品


パソコン、スマートフォン、タブレット、USBメモリなどに保存されたデータや故人が利用していたSNSアカウント等は「デジタル遺品」と呼ばれます。

中には写真や動画、SNSのメッセージ、クラウド上の重要ファイルなど、遺族が継承すべき情報が含まれている可能性があります。


誤って初期化したり、機器ごと処分してしまわないよう、専門家のサポートも視野に入れながら慎重に対応しましょう。


  1. 美術品や貴金属


絵画、骨董品、彫刻などの美術品や、金、プラチナなどの貴金属は、相続や売却で大きな金額になる可能性があります。


趣味の範囲で集めていたものだとしても、プロに査定してもらうと高額査定が出ることもあるため、安易に廃棄しないように注意が必要です。

相続税の評価額にも影響するため、資産として管理するかどうかを含めて検討してください。




遺品整理はいつから行う?


遺品整理を始める時期に明確な決まりはありませんが、葬儀が終わり、四十九日法要が落ち着いたあたりで着手する方が多いようです。


気持ちの整理がつく前に急いで片付けを始めると、貴重品を捨ててしまうミスや、必要な書類の見落としが起こりやすくなります。

また、相続手続きに必要な書類や貴重品をしっかり確認できる段階になるまで待ったほうが安心です。


ただし、遠方に住んでいてなかなか実家に戻れない、賃貸物件の退去期限が迫っているなど、状況によっては早めに整理を始めなければならないケースもあります。

その場合でも、一気に全てを廃棄するのではなく、上記の「捨ててはいけないもの」をリストアップして管理し、重要な品々だけは確保しておくよう工夫してください。




捨ててはいけないものを処分しないためにできること


遺品整理の最中、貴重品や重要書類を捨ててしまうトラブルを避けるためには、事前の対策が重要です。

ここでは、誤って大切な物を処分しないための3つの方法をご紹介します。


遺言やエンディングノートを確認する


まず、故人が遺言書やエンディングノートを残しているかどうかを、遺品整理の初期段階で確認しましょう。

そこに「口座情報」「保険証券」「重要書類の所在場所」など、整理の手がかりとなる情報が書かれている場合があります。


また、処分してほしくない思い出の品や形見分けの希望が記載されているケースもあるため、見落とさずにチェックしましょう。


遺品を整理する担当を決めておく


家族や親族が複数集まる場面では、それぞれがバラバラに作業してしまうと、コミュニケーション不足から重要な品を捨ててしまうミスが増えがちです。


そこで、「貴重品と書類の担当」「不要品の処分担当」など、分担をあらかじめ決めて整理すると効率的かつ安全に進められます。

疑わしい品や不明な書類は勝手に捨てず、担当者が最終判断を下す仕組みをつくるとよいでしょう。


遺品整理業者へ依頼する


自力での片付けが難しい場合や、仕事が忙しくて時間がとれない方には、専門の遺品整理業者への依頼も選択肢の一つです。


プロのスタッフがノウハウを活かし、遺品を丁寧に仕分けしてくれるため、重要書類や貴重品の誤廃棄リスクが減るメリットがあります。


ただし、業者によっては作業の丁寧さや料金体系に差があるため、複数社から見積もりを取り、信頼できる会社を見極めましょう。




遺品整理で捨ててはいけないものを捨てた際の対処法


どれだけ気をつけていても、慌ただしい遺品整理の中で重要な物を誤って捨ててしまうリスクはゼロではありません。


ここでは、もし大切なものを処分してしまった場合の対処法を3つのケースに分けて解説します。


高価な物品や重要書類を捨てた場合


高級時計や宝飾品、有価証券などを捨てたことに気づいた場合は、すぐにゴミの収集センターやクリーンセンターに連絡し、回収された可能性があるかを確認してみましょう。


また、貴重品がゴミ袋に紛れてしまっただけであれば、ゴミ袋を開封して一つひとつ確認すると見つかるかもしれません。

一方、重要書類を紛失してしまった場合は、金融機関や法務局など関係先に連絡し、再発行の手続きや対応方法を相談しましょう。


思い出の品を捨てた場合


写真や手紙などの思い出の品は、再発行が効かない貴重なものです。

ゴミとして回収されてしまった後に気づいた場合、非常に取り戻すのが難しいケースが多いでしょう。


ただし、まだ回収されていないゴミ置き場に残っている可能性もあるため、可能な限り早めに確認してみてください。

どうしても見つからない場合は、残っている写真やデジタルデータを活用して代替品を作成したり、他の親族から同じ写真をコピーさせてもらうなどの方法も検討しましょう。


デジタル遺品を削除した場合


パソコンやスマートフォンのデータ、クラウドストレージ上の情報を誤って消去してしまった場合は、専門のデータ復旧サービスを利用することで復元できる可能性があります。


ただし、上書き操作や完全削除を行ってしまうと復旧が難しくなるため、できるだけ早めに対処することが重要です。

SNSアカウントやメールデータを消してしまった場合でも、バックアップやログイン情報が残っている可能性を探してみましょう。




大切な遺品は慎重に扱い、専門家の力も借りましょう


遺品整理を進める上で、「捨ててはいけないもの」をしっかり把握しないまま作業を始めると、貴重な財産や重要な書類、そして大切な思い出までもうっかり処分してしまうリスクが高まります。


本記事でご紹介した「遺言書」「現金」「有価証券」「印鑑」など17の品はもちろん、他にも故人が大切に保管していた趣味の品や未精算の借金に関する書類など、油断してはならないものは意外と多いものです。


遺品整理をいつから行うかは、葬儀や法要のタイミング、家族の気持ちの整理など状況によって異なりますが、重要品の確認や家族間の話し合いを疎かにしないことが大切です。

また、遺言書やエンディングノートが残されている場合は、その内容を最優先でチェックしましょう。

複数人で作業する際は役割分担を決め、迷ったものはすぐ捨てず一旦保留にするなど、慎重さを心がけてください。


遺品整理の作業が大規模になる場合や、自分たちだけでは誤廃棄が心配な場合は、専門の遺品整理業者の力を借りるのも有効です。

業者の選定にあたっては、信頼性や作業内容、料金を比較し、実績のある会社を選びましょう。


突然の不幸で混乱しやすい時期だからこそ、落ち着いてポイントを押さえた遺品整理を行い、故人の大切な品々をしっかり守ってください。


大阪の遺品整理業者・ストーリーズ株式会社では、経験豊富なスタッフが大切な遺品を一品ずつ丁寧に仕分けし、貴重品や思い出の品を誤って処分しないよう細心の注意を払って作業にあたっています。


急ぎの対応や遠方の物件にも柔軟に対応しておりますので、遺品整理に関してお困りの際はぜひ私たちにご相談ください。



 

監修者




ストーリーズ株式会社 代表取締役

江里 知晃


<資格>


<略歴>

高校卒業後、大学では社会福祉学を専攻。卒業後、大手飲食店でキャリアを積み、顧客対応や店舗運営の経験を積む。その後、遺品整理専門会社を2社で6年間経験。

現在はストーリーズ株式会社の代表取締役に就任し、お客様の遺品整理業務に自ら尽力している。


<代表メッセージ>

私たちは、故人様とご遺族様の「物語(ストーリーズ)」を大切にし、お客様に「ストーリーズに頼んで良かった」と思っていただけるよう、日々遺品整理の業務に励んでおります。今後も、お客様に安心してお任せいただけるよう、全力を尽くしてまいります。




 

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※お電話での受付は回線工事が混み合っている為、代表の電話番号に直接繋がります。

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